女子大生と割り切りしたら「割り切りネットワーク」なるものに組み込まれたんだがww
出会い系で割り切り相手を探すのは簡単です。
プロフや掲示板で「隠語」を使っている女の子を探せば良いだけなのですから。
その日も俺は、イクヨクルヨで知り合った女子大生と割り切りをしていました。ホ別3万円が惜しくないくらい、ゆりかちゃんは美人でスタイルが良かった。
ホテルに入って1時間、セックスを終えてベッドに寝そべる俺に彼女が言いました。
「こういう出会い、結構やってるでしょ?」
「……どうして?」
「慣れてる感じだから。当たり外れ激しくない?」
「まあ、それはね。今日は当たりだったけど」
「ありがと。それでさ、ちょっと提案があるんだけど」
俺は首を傾けました。何やら不穏な流れであることは把握していましたが、聞く分には問題ありません。
「割り切り相手、紹介しようか?」
それが俺と「割り切りネットワーク」の出会いでした。
出会い系で「割り切り」を指す隠語とは?
「割り切り」や「円」という言葉が跋扈している出会い系ですが、これらの言葉は、使用を禁止されています。
例えば、大手出会い系サイトのJメールでは、
こんな風に禁止事項として明記されています。
それでも「隠語」はサイト内を行き交ってますけどね。
「割り切り」の隠語は数多くあります。
理解ある人、分かってくれる人、夢を応援してくれる人、大人の関係、秘密の関係、定期、都度、訳アリ
例を挙げれば、キリがありません。
ごく普通に「エッチな関係希望です」と書いていても、割り切り関係の意味となるご時世。
少しでも引っかかる言葉があれば、それはもう「割り切り」を指す言葉と疑ってかかるべきでしょう。
割り切りを終えた女子大生からまさかの提案が……
「割り切り相手、紹介しようか?」
そう言った彼女は立ち上がり、帰り支度をしながら、俺に説明を始めました。
「実は友達にも割りやってる子がいっぱいいてさ。」
「それなら情報を皆で共有した方が、安全だし、手間かからなくて良くない?って感じになったんだよね。」
「名付けて『割り切りネットワーク』って感じかな。」
割り切りを希望する女性が多数いるのは事実。
彼女の言うことも、たしかに理には適っています。
「君は、会った人全員にそれ紹介してるの?」
「ううん、信頼できそうな人だけ。安全第一だから。」
「今はどれくらいの男がそこにいるの?」
「気になる? でも教えない。ざんねーん」
「じゃあ……」
「どうするの?可愛い子いっぱいいるよ♪」
ゆりかちゃんは、スマホに女の子の画像を表示し、スライドさせていきました。そのどれもが可愛い。
彼女たちが、「紹介相手」ということなのでしょう。
「胸は大きい方が好き? それとも小さいの?」
「……大きい方が」
「じゃあ、この子なんてどう? Fカップだよ、確か」
「紹介って、連絡先をもらえるのか?」
「最初はセッティングするよ。後はご勝手にって感じ」
画面に表示された女の子は、正直俺の好みのタイプで、これで胸も大きいとなると、割り切り相手としては申し分ないように思えました。
このネットワークが事実なら、当たり外れに一喜一憂せず、可愛い女の子とセックスを楽しむことができる。
「どうする?」と、いたずらっぽく笑う彼女に俺は、
割り切りネットワークに組み込まれる決断をしました。
ネットワークで紹介された巨乳女子大生と安心安全な割り切りしてきましたw
ホ別4万。うち5千円は、ゆりかちゃんに入る。
紹介料というやつですね。
その為、一般的な相場よりもやや割高となりましたが、ミフユちゃんを見た瞬間、どうでもよくなりました。
「はじめまして!ゆりかちゃんに紹介して貰いました」
「はじめまして。本当に、紹介してもらえるんだね」
「やっぱり疑ってました?」
「そりゃ、まあね(笑)」
「私も、初めに話聞いた時はちょっと怖かったです…」
おっとりした様子のミフユちゃんは清楚な雰囲気をまとっていて、割り切りなんてしそうもない女の子でした。
でも、こういう子に限って…だったりするんですよね。
ホテルへ向かうその道すがら、俺はふと疑問に思ったことを聞いてみました。
「ゆりかちゃんからは何て紹介されたの?」
「紹介したい人がいるんだけど、会ってみない?って」
「それだけ? よくそれで会ってみようと思ったね」
「顔写真あったし、この人ならと思って。あと…」
「あと?」
「ゆりかちゃん、グループラインでも宣伝してますよ」
「宣伝って……。どんな風に?」
「新しい人入ったよーって。安心安全の有望株って笑」
クスリと、彼女は笑いました。
まるで、何かを思い出したように。どうして笑うのか。
率先して中に入った彼女は、部屋のパネルを前にして、
「ショートタイムでいいですよね?」
有無を言わさぬ口調に、頷くしかできませんでした。
俺はセックス後の余韻が好きなので、そこだけが残念。
部屋に入り、4万円を手渡す。
顔が写らないなら写真を撮っても良いとのことだったので、セックスの最中に何枚か撮らせてもらいました。
「連絡先、交換しない?またエッチしよーよ♪」
「もちろん条件アリだよね?」
「はい。でも今度はホ別3でいいですよ!」
「ありがとう。セックスしたくなったら連絡するよ」
家に帰ると、ラインにミフユちゃんからメッセージが届いていました。巨乳の谷間を見せつけるような煽情的な写真と共に、「今日は気持ち良かったよ♪」と。
きっと彼女は良い営業になるでしょうね。
色んな女子大生と関係を持った俺は、最悪の真実を知ることになりました…
その後、割り切りネットワークの信用性と利便性を知った俺は、何人もの女子大生を紹介してもらいました。
出会う女の子全てが可愛く、彼女たちは学内でも目立つグループに属しているのだろうと推察できました。
そんな折、俺はカエデちゃんという女の子と割り切り関係を結びました。彼女は、就職の為、今回限りでネットワークを抜けるのだそう。
そのお祝い、というのもおかしいですが、ホテル帰りに夕飯を奢ってあげました。その席で、俺はとんでもない事実を知ることになったのです。
「そういえば、知ってますか?」
「ん、なにを?」
「ゆりかがあなたのこと、みんなに何て紹介してるか」
「有望株だって紹介されてるってのは聞いたけど…」
「それ、ウソですよ」
「え?そうなの??」
「本当は、こんな風に紹介されてるんです」
彼女が見せてきたスマホには、
「早漏オジサンの相手募集中♪」
「三擦り半だから無駄な演技も必要ありません笑」
これまでに感じた、侮りのような女の子たちの態度にようやく説明がつきました。柔らかな表情を浮かべていたその裏で、彼女たちは俺を笑い者にしていたのです。
「もう止めといた方がいいよ。笑われたくないなら」
それ以来、割り切りネットワークを利用を止めました。
一度ゆりかちゃんから連絡がきましたが「もうやめる」と言うと「はーい」とだけ返ってきて、引き止めの言葉も、理由を聞くセリフも、何もありませんでした。
程なくして俺はインポとなり出会い系を退会しました。
※今回使ったサイト→ミントJメール
※18歳未満の方は出会い系サイトを利用できません。